高校生の時、ベックを聴きながら自転車で通っていました。茨城のつくばへ。
昨日は音楽の話をしました。友達と、いつも行くお店の方と3人で。
私は、あまり自分の好きな音楽の話を周りの近い人に言ってこない人生だったけれど、別にそれについてあまり気にしていなかったみたい。音楽好きと誰にだって言えるけれど、もちろん詳しいわけじゃないし、ものすごく偏っている。
好きだった音楽はあまり周りに聞いている人がいなかったから、ひたすらイヤフォンで聞いていました。高校の時、学校までの道のりを自転車で50分通っていた時にも、いつも音楽が近くにあった。カラオケで歌う歌はまた別だったと思う。カラオケには聞いていた曲は入っていなかったから。
ただ好きっていうだけ。そこにあまりモヤモヤしているところはないみたい。
昨日会った二人は、「音楽何が好き?どんな音楽を聞いてきた?」と聞かれると、ものすごく困るっていう。
自分は深掘りしてきたりしてないし、説明したりできないからだそうだ。好きな曲はもちろんある。今だってある。この曲のこの部分が好きっていうところもあったりするそう。
ただ、好きなものを否定されるのも嫌だからというのはわかる気がする。どこかで封印する感じ。何年ぶりに音楽の話をしたらしくて、そういうことがとても楽しい。懐かしい曲のことも話せて本当に嬉しい。好きなものはずっと好きだものね。
映画好きって言えないとか、本が好きって言えないのも、詳しい詳しくないかみたいなことが、どうも絡んでいる気がする。
一つの映画をとことん見るんだっていいし、一つの本をめちゃくちゃ読み込むんだって、本が好きって言っていいと思う。
どうして、あまりそのことについて、私はこだわりがないんだろうとその後ずっと考えています。
自分についてのことしかわからないけれど、ひとつは、ライブに行き続けたことかも。一人でいくことが圧倒的に多いけれど、そこに行けばそのアーチストを好きな人たちがいて、好きに踊ったり歌ったりしているから。フジロックの存在も大きいかもしれない。