体に流れる言葉
昨日の朝、会場へ向かうため、前の駅から乗って来るなあやさんと待ち合わせて、同じ電車の先頭車両にのる約束をしていました。ホームで待っていたら、電車がやってきて、窓から、手を振るなあやさんと、お嬢さんのかえでちゃんの満面の笑顔がみえた。いいなあ。ああ、それだけでいいんだなあ。楽しい一日がはじまるなあって、わくわくしながら電車にのりこみました。

会場は、お友達のbunnyちゃんのご自宅をお借りしました。本当に気持ちのよいお家。

さて、村椿菜文さんとの、朗読会「体にながれる言葉」のはじまりです。季節の匂いの中で、雨の音を聞き、朗読がはじまります。好きな姿勢で寝転がったり、坐ったりして、まどろみながら朗読を聞く時間。体感していくような、旅をしているような、内側にぐっと入り込むような、イメージをかき立てるような。よせては返す波のように。私は、みんなの体にちょっとずつ触れながら、なにか体を感じるヒントになればと思う。なあやさんは、なんだかみんなのおかあさんみたいでした。みんなを寝かしつけるような。

集まってくださった皆さんが、またとても素晴らしい空気をつくってくださって。キラキラして。ありがとうございました。ほんのちょっとでもゆるんでもらえる時間であったなら嬉しいです。

朗読の終わったあとも、umeちゃんの美味しいお菓子をいただきながら、みんなでいろんな話をしました。胸が震えるようなご縁の話。つながっていく輪。

はじめてcoyaのリーディングに行った時に、なあやさんの「Meditation on the glass」という詩を聞いて、「これは私が(ロルフィングで)伝えたいことを言ってくれている!」ってびっくりしたことを今でも鮮明に覚えています。言葉にするのがとても苦手な上に、すごく伝えるのが難しい、形の無いものだから、「すごいっ」て一人興奮したんです。(でもその日は照れて話しかけられなかったから、話すのはまたずっと後になるんですけれど)

私は昨日もあいかわらず、ことばにするのがへたで、いっぱい助けてもらったのでした。私、まだまだだ!反省して修行しつつ、でも、できることもあるから、それを発揮すればいいのですね。

一人ではどうにもならないとき、誰かと一緒にやってみると、乗り越えられることがある。そうやって力を借りて、次は相手や、他の人が困っている時に自分の力をかせばいいのだなあって、やっと思えるようになった今日この頃。

参加してくださった方がブログに書いてくださり、その感想にあったかくて泣けてきた朝でした。












- - -
たのしみなこと
明日から、楽しみなことがはじまります。毎日新聞で、明日から、毎週土曜日(大阪は月曜日)に、よしもとばななさんの連載の「もしもし下北沢」がスタートするからです。

ずっと、毎日新聞だった我が家。弟も毎日新聞に勤めていますし(笑)。一度、父が他の新聞の勧誘の人を断りきれずに、一ヶ月他の新聞をとることになってしまったら、夫婦喧嘩になって、母は、ふて寝。その日の夕ご飯だけかわいいストライキをしたことがあったなあ。後にも先にも、夫婦喧嘩ってあのときしか見なかったです。下北沢は大好きな街です。会社員時代に近くに住んでいたので、東京の街といえば下北沢だなあ。そして、イラストは、日本の神様カードをのイラストを書いているデナリさんです!デナリさんのカレンダーを愛用しています。カードも本当に美しくて、あの素敵な世界観がどんなふうに展開されていくか、ほんとうに楽しみです。新作が読めるって嬉しいな。同じ時代に生きている。

雨降りの午後、辻堂のLama coffeeへ。ちょっとお手伝いに。赤ちゃんたちに癒されて、美味しい珈琲と、ドライブと、店主激似の写真と、かっこいいランプと、笑顔な時間。

楽しみなことはまだまだあります。

「帽子と朗読」
10月23日ー11月3日
黒田真琴帽子展 in Lama coffee
open/13:00-20:30 close/Wednesday

オープニングイベント
村椿菜文 朗読「帽子と朗読」
ゲスト stereo sisters
10月23日
19:00開場 19:30開演
参加費1500円 1ドリンク付き

夜は、のらぼうで秋刀魚の土鍋ごはんをたべました。秋の味覚ってすばらしい!ハワイの話や、音楽の深い話。涙腺が緩んでこまります。眼鏡のそっくりな三人が、角を曲がるまで見送ってくれました。
- - -
ある、なんてことない一日
茨城の実家へ帰省してきました。親戚があつまって、みんなでわいわい、母のおいしいごはんをひたすら食べ、呑む。私を育ててくれたこの家とももうすぐお別れです。おばあちゃんも、父も、犬のココロも猫のシェルも、オカメインコのぺこちゃんも見送ってくれたこのお家。感謝でいっぱい。ありがとね。
姪っ子たちと、家の前の道路でみんなで遊ぶ。シャボン玉をして、みんなで行く先を眺めたり、縄跳びをしたり。兄弟でこんなふうに遊んだの久しぶりだな。「はやぶさってどう飛ぶんだっけ?」とか、「つばめ返しって」とか。短い縄跳びをかがみながら、けっこうみんな必死でやってみる。「郵便やさんおはいんなさい」とか。妹も増えて、姪っ子たちもいて家族が増えていくって楽しいなあ。

夜も楽しいイベントへ行きました。自分が自分でいると、相手も自分でいることができる。ね。

外に出たら、すごい綺麗な満月で嬉しかったです。いいものみせてもらったなあ。中秋の名月ですね。満月ってひとつの完了で、また欠けては満ちる日々のはじまり。
- - -
遠くでひかるもの
今日はしとしと雨降り。雨の中を歩くのは嫌いじゃないけど、一人で歩いていると、ちょっとだけ気持ちが揺れるときがあります。キリンジが歌っているように。みぞおちを蝕んでいくように。あったかいお部屋で、雨の音を聞きながらする読書はまた格別!いろんな人に雨の一日があります。

ロルフィングのセッションの感想を、bunnyちゃんがブログに書いてくれました。ロルフィングって「意識を向けること」なんじゃないかって。嬉しいなあ。言葉にしてくれること、そしてなにより楽しんでもらえることは、幸せだなあと思います。ありがとう。bunnyちゃん。
この間の、菜文さんとのイベントでも、感想をくださった方がいらして、実は飛び上がるほど嬉しかったのは、「わたしにも背中があるんだ」って、ふと気がついた、ということば。からだは確かにみんなにあるけれど、あるんだけど、日々の生活で忘れてしまうから(いつもそんなこと考えていられないから)。ふいに思い出して、自分でふと気がつく瞬間。そんな瞬間をみつけてもらえたらいいなあって、ずっと思いながら私はやっているのかもしれないです。

お昼は雨の谷中で、イラン料理を食べました。床にすわって、お皿も低い位置にずらりとならべてすごく変なシェフが、次々料理をもってきてくれる。たくさん笑いながら、異国のはじめて食べる料理をひたすら食べました。1000円で食べ放題というか、食べきれないくらい料理を持ってきてくれるって、いったいどういうことだろう。一緒にいった友達は、過渡期で大変な時期をのりこえて、なんだかすっきりした顔をしていました。よかった。

遠くで、近くで、いろんな友達がそれぞれの日々を過ごしている。それは、ぴかぴかひかって、あたためてくれるようです。

帰ってきたら、葉書が届いていました。
無事に出産したよって。おめでとう。なんて素敵な葉書なんだろう。
- - -
芯をしっかり
台風が過ぎていきましたね。空もすっきり。



昨日も、楽しい一日だったなあ。

夕方、ほんのちょっとでしたが、横浜でお友達に会い、濃いお話やいままで腑におちなかったところをふと救い上げてくれるような話を聞いたり、カフェで神様カードをひいたりして、かわいい作戦会議みたいな時間を過ごしました。
この間の満月以降、どうも眠かったり静かにしていたかったね、という話になりましたが、みなさんはいかがでしたか。(この台風が、持って行ってくれたような気もしますけれど。)別れ際にすごい写真をみせてもらい、元気をまたまたいただいたり。ありがとうございます!

夜は、お友達とモツ鍋を囲んで 飲んで食べて笑う。女子パワーってすごい(お一人男性がいたような(笑))。
はじめましての方もいらしたのに、もうそんなこと気にならないくらい、昔からお会いしているような時間でした。
今回こられなかった人を、みんなでしみじみその人の素晴らしさついて話したりって、すごくいい時間。話題の人、幸せだわ〜。来れなかった方たちはまた次回!ぜひ。そういえばと、持っていた神様カードをとりだし、みんなでひきました。怪しい集団だ。みんなそれぞれ自分の信念をもって、創りだしたり、日々を過ごしている人たちで、すごく励まされて、私もがんばるぞって思いました。
- - -
時間って
楽しくてあっという間に時間が過ぎてしまうとき、時間っていったいなんだろうって思うことがあります。
これから音楽を聞きながら、お掃除しよう。楽しい時間になるといいな。

クライアントさんが、「ロルフィングのセッションを受けてから、普段の生活でたまに、今まで気がつかなかったところにふと意識がいくようになりましたよ。」とふいにお話してくださったり、「こんなふうに、目に見えて変化があって、とても面白いね」っておっしゃってくださったり、「なんだか楽になってきたよ」って、そっと報告してくださったり。みなさんのあったかい想い。ありがとうございます。石井ゆかりさんが、今週について、誰かの情熱が貴方を動かし、同時に、貴方の情熱や意志もまた誰かに火をつけているのですって、書いていたけれど、誰かの情熱が私を動かしているというのは、すごく感じます。とても。
- - -
秋刀魚の美味しい時間
風に金木犀のかおり。昨日はふわっと、かろやかなお天気でしたね。

高山なおみさんの「日々ごはん11」を読んでいたら、以前日記にちらっとかいた、「のらぼう」のあたりがでてきました。そのお店はどんなお店?と何人かの方から聞かれたので、ここに書いておきます。西荻駅北口、左にバス通り(伏見通り)をまっすぐ進み、道なりに進みつきあたり手前(セブンイレブンのところ)を右に路地を入るとあります。 (徒歩5分程度です)
カウンターで少し遅れると連絡のあった友達を待っていました。カウンターって、作っている人が見えて本当に面白い。一人でお酒と厚揚げの焼いたのを頼み、そのときもお店にあった「日々ごはん」をお借りして読みながら、その丁寧なお仕事ぶりをチラ見。ところで、厚揚げって、お酒に合いますよね。焼いたのが好きです。しょうがをのせてね。つきだしからやっぱりすごくおいしい。野菜をたっぷり使ったお惣菜、やさしい味の素朴で丁寧に作られたお酒にあう料理たち!お野菜だけでなく、旬のお魚もいただけます。この間は、どうしても「秋刀魚の炊き込みごはん」を食べたくてうかがったのです。これは、このお店をオススメしてくださった方が、「もしあったらぜったい食べて!」っていってたもの。土鍋を開けた時から香ばしい香り。ご予約をされていくのがおすすめです。厨房にいる3人の方の、短い髪、めがね、白いシャツが、残像?!ってつっこみたくなるのは私だけでしょうか。

先日、ふいにお誘いいただいたパーティーでの、ワインに合うお料理もとても可愛くて美味しくて素敵だったなあ。その場にいた方々のあったかさ、場所のやさしさ、お料理もお酒もみんな渾然一体となって、なんかすごいところにいたぞって(笑)。なにより、ほんとうにいらしていたみなさんが、お祝いしている方のことが大好きで、その方のすばらしさがすべて溢れている会でした。

- - -
グラウンディング
ロルフィングは、道具を必要としないので、たとえば出張にうかがうにしてもそんなに荷物はないんです。
自分ができることとすれば、コンディションを整えることでしょうか。繊細な部分がないとはいいきれないけど、今の現実から自分が感じること、手で触れたものにフォーカスすることが、私には得意分野のようです。体って、誰でもどんな人でも、一瞬一瞬違うので、ほんとうに同じものではないので、そこが本当にいつも不思議に思うところ。

ただ、たとえば、自分がルーチンにはまってしまい、受動的になっていたり、癖と習慣だけがそこにあると感じたときに。一日にほんのちょっとだけ、たとえば歯をみがいているとき、足に注目してみるというのはどうでしょう。踵がついてるな、とか。足の指は一本一本、地面に触れているかとか。指の付け根は、浮いていないかなとか。そうすると、足の裏がはじめて地面に出会う瞬間を感じられるかもしれません。もちろん、足は地面についているんですけれどね。私の場合、足の外側でずーっと立っていました。してもいいけど、しなくてもいい。今どんなふうなのかを観察すると、ちょっとルーチンから外れるかなあ。

人に会うのもひとつですよね。また面白い。人は自分でないので、自分でない部分に自分をみたりね。

昨日出張にうかがったら、とっても美味しいお茶をいれてくださったんです。
私は、こんなに美味しく紅茶を入れられないなあ。心の中でしみじみ感動。お茶を美味しく入れられるのっていいですね。私も、珈琲ならいけるかな。




- - -
そうだ秋って
ポカポカと暖かいのは、太陽の当たっているところ。そうでした、秋って、全体的に暖かいのではなく、太陽の光が当たるところが暖かいんでした。忘れていたなあ。窓辺に寝転がるとよくわかります、太陽が目に入ると、光線が低いから目を閉じても眩しい。

そして、太陽があたっていないと、肌寒い。

最近買った、フリースのベストが大活躍です。パタゴニアのキッズ。ボディーが暖かいとこんなに違うんですね!ちょっとびっくりしました。今の季節にちょうどいいです。

最近寒いので、足湯をします。熱めのお湯にくるぶしまでつけて7分、じっと本をよみながら。もしくは何かを考えながら。赤くなるくらい熱いお湯です(私は45度以上ですが、やけどに注意)。すぐぬるくなるのでお湯は足せるといいと思います。そのとき膝が冷えないようになにか掛けてあげてください。7分たったら、一度足をだしてみて、両足同じように赤くなっていたらおしまい。もし片足だけ白い部分があったら、もう少し続けます。野口はるちかさんの本からです。左右差が生じると、風邪をひくという考えから、左右同じようにあたたまるまで温めてみるのがポイントのようです。

今日は夜の空に星がいっぱい、北海道でみた星空を思い出しました。すっと冷えた空気と一緒に。




- - -
その時の空気
昨日は、お皿を洗いながらUAのすごく昔のライブCDを聞いていました。確か二枚組のやつ。ipodに入っていました。このCDは、大学生の時に、初バイトのお給料で買ったのだったかな。UAがパティースミスのBecause the night を歌っています。それがパティースミスを知ったきっかけでした。その後、LPジャケットの写真やら、実際の彼女の歌声を知って、かっこいい!となるのです。女性的かといえば、そうではないけど。そういえば、映画もみにいかなきゃ。
UAのライブ版

これはプレゼントにもらった、パティースミスのLPジャケット。

Port of Notesの畠山美由紀さんの歌声も、やっぱり大学時代に、いつも行っていたお店のIさんに教えてもらったんでした。「Sign off from Amadeus」というコンピレーションのCDに入っているあの曲を聴いたとき、その声に衝撃とともに、癒されて、美しい気持ちになったこと、今でも覚えています。曲や、その人の声との出会いって面白いですね。そのときの空気も一緒に思い出します。

どうして、このことを書いたかというと、寒くなりはじめると、大学時代にいた函館を思い出すからです。最近函館のことをよく考えてるみたい。顔に冷たい空気があたると、その時の空気や音楽がまわりにやってくるようです。北海道はもうすぐ雪虫がとぶのかな。

- - -
| 1/3 | >>