こんばんは。
少し間があいてしまいました。お元気ですか?
地震のあと、からだは元気でお仕事をしていましたが、喉が少しおかしくなって声がでにくくなって、そのあとこえがでるようになったら、ことばがでにくくなってちょっと不思議な一週間でした。
目の前には春がいっぱいでしたね。もう葉桜なんてはやい!
一泊で父のお墓参りに長野にも行きました。
杏が咲き始めていた。今頃みごろ。
みえるかな美しい北アルプス。
あの震災から一ヶ月が過ぎ、日々の濃さが日に日に増しているような気がします。
妹が災害支援ナースとして、4月4日から7日に石巻市に行っていました。そのあとまた一週間がたっていて日に日に状況は変わっていると思いますが、海に近い地域のある1つの場所のこととして、記録したものです。→
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週刊ポストで北野武さんが書いていらしたこと。ずっと心に残っている言葉。
〜「こういう時に大事なのは想像力じゃないかって思う。この震災を『2万人が死んだ一つの事件』と考えると、被災者のことを本当の意味で理解できない。そうじゃなくて、そこには『1人が死んだ事件が2万件あった』ってことなんだよ。本来、悲しみってのは個人的なものだから、一個人にとっては、他人が何万人死ぬことよりも、自分の子供や身内が一人死ぬことの方がずっと辛い。残酷な言い方をすれば、自分の大事な人が生きていれば、100万人死んでもいいと思ってしまうのが人間なんだよ。2万通りの死に、それぞれ身を引き裂かれる思いを感じている人たちがいると考えれば、震災被害の『重み』がわかると思う」
「それでも、オイラたちは毎日やるべきことを淡々とこなすしかないんだよ。人はいずれ死ぬんだ。それが長いか、短いかでしかない。『諦め』とか『覚悟』とまではいわないけど、それを受け入れると、何かが変わっていく気がするんだよ」〜
ほんとうに微力だ。だけど受け入れるしかない。日々を過ごしていくことしかない。
できることは、寄付と。そして忘れないことだとやはり思います。
一日も早い復興をと祈っています。